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サルクン
HIPHOP・筋トレを中心に様々なジャンルの記事を書いています。

筋トレ歴4年。

大阪在住ミニマリスト男性。

「兄ちゃん1200円でどうや?」西成・あいりん地区違法薬物売買の実態

大阪市西成区の『あいりん地区』。日雇い労働者の街であり、『日本一のスラム街』とも呼ばれている。

その町には闇市(泥棒市)が日の出から午前8時頃まで開催しているということなので実際に向かった。

2021年5月16日AM6:30天気は雨 JR新今宮駅到着。南海線の高架線沿いを歩くと200m先に露店が並んでいた。中年の男性がブルーシートや段ボールの上に商品を並べている。

商品は、薬、DVD、建設道具、小物類。

参考画像

DVDは昔の映画やAVなどがあった。

少し前までは児童ポルノに引っかかるDVDも高値で取引されていたとのことだが今回は見当たらなかった。(DVDにペンでトイレ盗撮や高校生初撮りなど書かれた怪しいものはある)

今回注目したのは薬である。

薬はデパス(抗不安薬)、ハルシオン(睡眠導入剤)、リリカ(鎮痛剤)など多くの薬を取り扱っている。

生活保護受給者は医療費が免除されるため、無料で処方される薬を販売していのだ。

露店の男性は薬を見ている私に向かい声をかけてきた。

露店の男性「兄ちゃんどれが気になってるん?」

私「どのような薬があるか気になってるだけでこれが欲しいとかは・・・」

露店の男性「若い人はよくデパスとか買うで、デパス1シート1000円、でもな普通1000円やけどサービスしたる、800円や!」

私「他の露店もみて考えます」

露店の男性「ゆっくりみてきーや!」

意外にも気さくで値引きまでしてくる商売上手であった。若い人はよくデパスを買うという言葉に驚いたがネットで調べたところデパスなどの睡眠導入剤に依存する若者は多いようだ。

他の露店でも「ハルシオン1シート1500円やけど兄ちゃん1200円でどうや?」など話しかけられた。多分この値引きはこの町のお決まりなのだろう。

もちろんこのような薬の売買は犯罪である。だがあいりん地区の人々は今日、明日の生活の為やるしかないのだろう。他国の話のようだが間違いなく日本で”今”起きていることなのだ。この現実をアリかナシかなどではなく、多くの日本人が知るべきだと感じた。

帰りに寄った吉野家の牛丼が美味い。食べたいものが食べれることはあいりん地区の方々からするとものすごい贅沢なのかもしれない。自分の選択次第で好きなことが出来る環境がある。このことを肝に銘じ生きていこうと思った。以上。

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